グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ



material

ホーム >  素材紹介

素材紹介



メロン由来の抗酸化食品


1. 食事による抗酸化力の強化


ほとんどの食べ物には、抗酸化作用を持つ成分が含まれています。ただし、中には活性酸素を誘導してしまう成分もあるため、なにを食べてもよいというわけではありません。
抗酸化の働きの高い食品として知られるのが、ナッツ、青魚、お茶、そしてみずみずしくカラフルな野菜や果物です。植物に含まれるビタミンや色素などの成分であるポリフェノール類には抗酸化力の強いものが多く、それらを摂取することで人間の抗酸化力も高められることがわかっています。人間も若い頃の方が体内の抗酸化力が高いのですが、植物も新鮮なものを食べた方が多くの抗酸化物質を取り入れることができます。
そして、抗酸化力が気になる方に強くおすすめしたい素材がメロン由来の「スーパーオキシドジスムターゼ(SOD;Superoxide dismutase)」です。
このSODはメロンだけでなく人間も持っている酵素であり、他の抗酸化物質と比べても高い抗酸化作用があることで知られています。

特殊なメロンに含まれる酵素の力

左:通常のメロン 右:品種改良により、抗酸化酵素が豊富なメロン

この写真は、カンタロープメロンと呼ばれるメロンを撮影したものです。撮影1日目では見た目に大きな差はありませんが、24日目では片方のメロンが台座から崩れるほど腐敗しているのがわかります。

正面から見て左側のメロンは通常流通しているものであり、右側は品種改良によりSODが豊富に含まれています。

SODは人間も持っている抗酸化酵素であり、活性酸素の一種であるスーパーオキシドラジカルを消去する働きがあります。その抗酸化力は非常に高く、他の抗酸化様の働きをもつ物質と比べて最も強力な抗酸化力を持っています。




2. 酵素を守るための特殊な製法


品種改良されたメロンは、特殊な製造プロセスにより果肉を粉末状態にまで濃縮・凍結乾燥されます。1,000kgのメロンから1.6kgにまで有効成分を濃縮することで、少量でも何十個ものメロンを食べることと同等の成分を摂取することが可能です。
しかし、SODはそのままの状態で摂取しても消化液で分解されてしまいます。そこで活性を維持するために用途に合わせた専用の植物性油脂でコーティングを行い、消化進行の過程で徐々に溶解し、腸にまで高い活性を保持して到達することを実現しています。

出典:US.Patent 5,616,323



3. SOD B Extramel® と呼ばれるメロン由来SOD


こうして完成したメロンSODは「SOD B Extramel ®」と名付けられました。こちらは従来のメロンSOD製品よりも非常にSOD活性が高く、摂取することによりストレスと疲労感を軽減する働きが報告されています。
SOD B Extramel® は特許取得(抽出工程+コーティング)の製法によりつくられる自然由来の特別なメロン由来SODです。

詳しい情報はこちら



肌のラジアンスを高める素材”SkinAx² ™(スキナックス)”


1. 活性酸素とは


ヒトは呼吸により酸素を体内に取り入れて利用していますが、その利用の過程で取り込まれた酸素の一部は体内で「活性酸素」と呼ばれる酸化力の強い状態になります。
活性酸素は、強い酸化力で体内に侵入した細菌やウィルスを撃退する、体内で必要な酵素反応を促進させるなど、身体にとって重要な反応を担っていることが知られています。しかし必要以上に発生した場合、組織や細胞を酸化させ老化やガンなどの病気の原因になってしまいます。また、メラニンを過剰に生成させたり、コラーゲンやエラスチンの分解を促進させたりといった肌トラブルを引き起こす原因にもなります。



2. 活性酸素の除去


では、私たちはどのようにして過剰に発生した活性酸素から身体を守っているのでしょうか?
ヒトや自然界には活性酸素を分解する酵素(SOD【Superoxide dismutase】)が存在しており、SODには必要に応じて過剰な活性酸素を消去する機能が備わっています。また、食べ物の中にはビタミンCをはじめ、ビタミンEやカロテノイド、ポリフェノール類といった「抗酸化物質」と呼ばれる酸化を抑える成分を豊富に含むものがあり、これらを摂取することで、活性酸素による身体の酸化を防ぐことができます。



3. 抗酸化素材”SkinAx² ™(スキナックス)”って?


“SkinAx² ™(スキナックス)”は、4つの原料「フランス産のブドウ種子抽出物」「フランス産のメロン果汁濃縮物」「ビタミンC」「亜鉛」を独自の割合で組み合わせた素材で、日常生活で生じる肌トラブルに対して身体の内側から働きかけます。
ブドウ種子抽出物には、多くのポリフェノールが含まれており、中でも『フラバノール・モノマー』という体内に吸収されやすいポリフェノールが含まれていることが特徴です。
フランス産のメロン果汁濃縮物は、活性酸素を分解する酵素「SOD」が一般的なメロンと比べて約7倍も多く含まれている特別なメロンから搾汁した果汁を原料として、SODが胃酸で分解されないようにパーム油を使って特別な処理を施したものになります。
ビタミンC、亜鉛は、そのものが抗酸化作用を持つと同時に、SODやポリフェノールと合わせて摂取することでさらなる相乗効果が生まれ、肌の健康に役立つだけでなく身体全体の健康を保つ働きがあります。

出典:Clin Cosmet Investing Dermatol. 2016;9:315-324.

詳しい情報はこちら



ゴースト化のメカニズムに注目した素材「パフィアエキス」


1. 血管のゴースト化の進行


血管のゴースト化、つまり毛細血管の消失が増えると身体に様々な悪い影響を及ぼします。
ここで、血管のゴースト化の進行プロセスを簡単に説明します。
毛細血管は『内皮細胞』と『壁細胞』で構成され、血液を流すために強く、しなやかに接着しています。しかし、この構造は加齢や不摂生、紫外線、活性酸素によって不安定になり、内皮細胞の接着が緩むと血液の漿液(血漿)が漏れ出してしまいます。
この漏れ出す状態が継続もしくは悪化することで、血管がゴースト化するのです。

出典:高倉伸幸(2019)「ゴースト血管を作らない33のメソッド」毎日新聞社版



2. 血管の構造を補強するもの


毛細血管のゴースト化の進行を抑える重要な因子が、主に細胞壁から分泌される「アンジオポエチン-1」と、内皮細胞表面にある「Tie2受容体」です。
アンジオポエチン-1が分泌されると、内皮細胞のTie2受容体が刺激されて活性化します。これにより細胞内でシグナル伝達が行われ、以下の作用が現れることが知られています。
1. 内皮細胞同士の接合
2. 内皮細胞と壁細胞の接着

出典: Nihon Yakurigaku Zasshi. 2010 Jul;136(1):26-30.



3. 食品からTie2活性化を図る

Tie2活性化の効果が期待される食品として、ヒハツ、シナモン、ルイボスなどがあります。
ここで紹介したい食品素材が、美容成分としても知られる『パフィア(ブラジル人参)エキス』です。
パフィアは南米の熱帯気候地帯に自生する蔓性植物で、別名『ブラジル人参』『スマ』『ソーマ』とも呼ばれています。古くはアマゾンの先住民たちが「パラトダ(全てに使えるという意味)」と呼び、健康維持、若返りに良いと300年以上前から利用してきました。
近年、パフィアの根には『β-エクジステロン』と呼ばれる植物性のステロイドを始め、サポニン類やミネラルが多く含まれていることが分かってきており、日本においても美容素材として人気があります。



4. ゴースト化が気になる方にはパフィアエキス

パフィアには、アンジオポエチン-1と同じようにTie2受容体を活性化する働きがあることが分かっています。
そんなパフィアから生まれたパフィアエキスは、「パフィア抽出物を有効成分とするTie2活性化剤」として特許も成立(特許第5782092号)しています。
パフィアエキスは、毛細血管や毛細リンパ管のゴースト化を抑える素材としてご使用いただけます。

詳しい情報はこちら


ポリフェノールの働きに注目した素材「メモフェノール™」


1. 注目されている2つの果実

記憶力に関する研究は世界中で行われていますが、その中で特に2つの果実に含まれる成分が注目されています。
フランス産のブドウ:
フラバノール・モノマー、スチルベン(レスベラトロール)
カナダ産のワイルド・ブルーベリー:
フラボノール、フェノール酸、アントシアニン
どちらもヨーロッパを中心に科学的検証が行われている果実であり、その中に含まれているポリフェノールの抗酸化作用には脳の働きをサポートする力があると考えられています。




2. ブドウとブルーベリーに含まれるフラボノイド


ブドウとブルーベリー由来のフラボノイドには、優れた抗酸化作用だけでなく特徴的な働きを持っていることがわかっています。

(1)ブドウ由来フラボノイドが血液脳関門を通過
脳も他の器官と同じく血液から必要成分を取り込み、いらなくなったものを排出しています。しかし、脳近辺の血管には血液脳関門という特殊な仕組みがあるため、他の血管よりも物質の出入りが厳しく制限されています。
フラバノール・モノマーはとても小さなフラボノイドであり、この血液脳関門を突破することが報告されています。

出典:J Neurosci,2012 Apr 11;32(15):5144-5150.
(2)ブドウ由来フラボノイドがブルーベリー由来ポリフェノール吸収を促進
ブルーベリーにも様々なポリフェノールが含まれていて、それらは体内に吸収されることが分かっています。しかし、ブルーベリー単独で摂取するよりもブドウを同時に摂取すると吸収量が5倍にアップするというデータがあります。詳しい作用機序は不明ですが、ブドウ特有のポリフェノールが他の有効成分の吸収を補助している可能性があります。

出典:Food Funct 2016 Aug 10;7(8):3421-30.



3. ブドウとブルーベリーから生まれた「メモフェノール™」

ブドウ抽出物とブルーベリー抽出物の2つの原料を組み合わせた素材がメモフェノール™です。日常生活において脳の健康が気になっている方へ、食事というアプローチを提供するために生まれました。
こちらの素材に使用しているブドウ抽出物とブルーベリー抽出物は特殊な配合をしており、特にブドウ抽出物は他のブドウよりもフラバノール・モノマーが豊富な希少なものを使用しています。
この2つの抽出物の配合はメモフェノール™に特有なものです。

特別な品種である2つの果実から抽出されたフラボノイドがWでサポートします。

詳しい情報はこちら